自分はけものフレンズ1、というかたつき監督の熱心な信者だったので監督の降板騒動にはとてもショックを受けたし腹も立った

だから2期には絶対に成功して欲しくないという気持ちがあった。たつきを外して面白いものが作れるわけがないと思っていたし、そんなものを楽しめるファンが存在するとも思えなかった

これに関しては一切感情的になるのを抑えるつもりはなく、心からけもフレ2の爆死を願っていた


そしていざ蓋を開けてみたら実際その通りになった。けもフレ2はもうどこを見ても叩かれ続け、監督はアンチに絡まれ精神を病んでいる

しかし2期がどれだけ悲惨な出来だろうと、相対的に1期の評価が上がろうと、たつき監督の作る2期が今後見られることは決して無い

その変わらない事実に打ちひしがれるしかなかった




一方で、けもフレ2と並行してケムリクサももちろん見ていた

正直な話、最初は不安しかなかった。けもフレ1が素晴らしい作品であればあるほど次回作であるケムリクサのハードルは上がり続けそれを超えるのは容易ではないと分かっていたからだ

むしろ、自分としてはケムリクサの立ち位置は「存在していたかもしれないたつき版けものフレンズ2の代替品」でしかなかった。今思えば失礼極まりない話だが

これに関しては言い訳するわけではないが同じように感じていた人は少なくないと思っている

それほどまでに降板騒動はファンにとってショックだったし、たつき監督が作る2期が見れなかった悲しみの深さは筆舌に尽くし難かったと思う

「たつき版の2期が見れない悲しみを紛らわすためにケムリクサを見る」そんなファンが多かったはずだ


いざ視聴を始めるとやはり随所から感じるたつき節とでも言うべき独特の雰囲気は1期の時から失われておらず懐かしい気持ちになると同時にやや悲しくもあった


1話:やはりたつき監督の作る世界の雰囲気は素晴らしい。騒動のショックで傷ついた心に少なからず効果がありそうだと感じる

2話:不思議な面白さがある作品だが、今のところ盛り上がりに欠ける印象は拭えない。1期もスロースタートだった事を思い出す

3話:だいぶ世界観への理解が深まったが話はほとんど動かず

4話:アクション多めの回。この回から明確に面白さを感じるようになった
1期の時と同じように何度も繰り返し見るようになる
このあたりからTwitterでの考察も盛んになって行った気がする


5話:ラストの衝撃。相変わらずたつき監督は引きとEDへの入りだけで飯を食ってるんじゃないかというくらい素晴らしいものがある



6話:震えた。この話を見た瞬間から自分の中でのケムリクサが「2期の代替品」から「1期を超える名作」に変化を遂げた


今なら自信をもってケムリクサを他人に勧めることができる。この作品はけものフレンズ1のハードルを容易く超えてきたと


今、序盤にケムリクサを切ってしまった人やニコニコの振り返り放送でハマった人、そして6話の評判を聞きつけた人がじわじわと集まってきて徐々に盛り上がりを感じている

この現象は1期の時にも立ち会った。口コミで広まった面白さが伝播して人が集まってくる瞬間は何度見ても気持ちいい

とにかく今はけもフレ1の時に感じたあの興奮と同じものを味わっている


ケムリクサは6話で折り返しを迎えこれから物語の終盤に向けて間違いなく加速度的に面白くなっていくだろう

降板騒動を意に介さずこれだけの作品を作り上げたたつき監督に心から尊敬の念を送りたい

コメント

yuya
2019年2月17日22:37

ケムリクサ結構面白いですね
最初わかばの喋り方が相当辛かったけど最近ようやく慣れてきた

けもフレは辛いですねえ
別に1期の信者ではないですけど、よくこんなの出してこれたなと思います。

silvergill
2019年2月17日22:56

yuyaさん>わかばは最初みんなウザいと思いますよね。今ではかなり好きになってる自分に驚きます

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