2Pickにおいて強いクラスとは
2016年8月30日 TCG全般 コメント (2)前提として2Pickにおいて全てのクラスは5勝しうるポテンシャルを秘めている。当然だがピックが強ければどんなに弱いクラスでも勝ててしまうのが2Pickだ
これはHSのアリーナでも同じことが言えた
では5勝できるクラスは強いクラスなのかと言われるとそれは間違っている
強いクラスとは言うまでもなく「安定して勝てるクラス」だ
最大値を計るのではなくあくまで平均値で見るべきなのだ
では安定して勝つためにはどんな条件が必要か、いくつかの要点を書いていく
1.弱いカードが出現し難いクラスであること
2Pickのピックで重要だとよく言われているのが強いカードを取るのではなく弱いカードを取らないという事
これは必ずしも正しいわけではないがピックの方針としては間違っていない
というのも2Pickは必ず2枚一組でピックしなければいけないというゲームの特性上どうしても弱いカードと強いカードが一緒に出現してしまうケースが頻発する
せっかく強いカードが出現したのにその相方が取るに値しないカードだった場合その選択肢自体が消滅してしまう
つまり弱いカードの存在自体がクラスの強みを打ち消してしまう可能性が高いという事だ(せっかくジルニトラやファフニールを引いてもその相方が鳳凰の庭園や龍化の塔では残念な気持ちになるだろう)
そうであればそもそも弱いカードがプールに少ないクラスが有利なのは自明である
2.アグレッシブな戦略を取りやすいクラスであること
これはMTGのシールドなどでもよく目にする言葉だが、デッキが弱い場合はクソビートを組めとよく言われる
つまりがっぷり四つで組み合ったらカードパワーの差で押しつぶされてしまうようなデッキならばいっそブン回りにかけて軽め早めに組んで相手の立ち上がりを咎めて勝つという戦法だ
これは2Pickにおいても同じ事が言える
それどころかシャドウバースにおいては大抵の戦略よりもクソビートが正当化されうるほどクソビートが強い
以前ロングゲームをすることの弱さについて書いたが、その理由として攻めるデッキが強すぎるという背景があった
またアグレッシブなデッキを組む利点として先手時の不利を緩和できるという点も見逃せない
2Pickは大抵の場合後手の方が有利だと自分は考えていて、先手をもらった時に攻め切れるようなデッキがなかなか組めないというのが理由にある
それは強いカードを優先してピックしようとするとマナカーブにまで意識が回りづらいからだ
しっかりとマナカーブ通りに2マナ、3マナと展開できるようなピックを意識すれば仮にゴールドやレジェンドで強いカードが引けなくても意外と押しきれてしまう
それゆえに攻めの戦略をとれるクラスは安定しやすいのだ
なぜ自分がウィッチ、ビショップ、エルフ(あるいはドラゴンも)といったクラスが嫌いかというとそういう戦略が取りづらく必然的にデッキパワーでのぶつかり合いの勝負になってしまいがちだから
以前はサタン、モルディカイを例に出して話たがそれ以外にも各クラスに存在するありとあらゆるパワーカードを全て受け止めて勝たなくてはいけないというのはあまりにも茨の道すぎる
2Pickを数回楽しむ程度ならば自分がやりたいクラスをやるのが良いと思うが、長期的に見てプラスを目指すのであれば弱いクラスを選ばず、強いカードをピックし、そしてなるべく攻めるデッキにするのが鉄則と言える
コメント
正直サタンさえなければコントロールデッキ組んでもいいと思うんですが
10ターン目にこっちハンド5枚、相手ハンド1枚からのサタンで負けますからね
盤面の有利ひたすら取り続けて気持ちよくなってると不意に出てきて死にますから