ゴブリン大好きなんだけどさすがに最近のレガシーではきついと感じていた

その理由とはトップメタの2つのデッキに対して勝率が悪いからだ

トップメタの2つのデッキとは言わずもがなSnTとカナスレだ



誤解を恐れずに言わせて貰うと、ゴブリンでSnTに有利な形にすることは不可能だ

ゴブリンが仮にサイドボードの15枚全てをSnT対策に割いたところで勝率は五分には届かないだろう
それだけでなく他のデッキに対してガードが下がり、ゴブリンというデッキの強みそのものが消滅してしまう


そうであればSnTに対する対策は最低限にとどめ、あくまで他のデッキに勝てるようにデッキを構築すべきだ

デッキパワーが高くないデッキを調整するにあたって全てのデッキに丸く戦えるように作ることは、全てのデッキに丸く負けるデッキを作るのと同義だ


ではゴブリンが目指す形とは何か

それはカナスレやBUGや石鍛冶のようなグッドスタッフ系デッキに対して強い構築ではないだろうか





4 ゴブリンの従僕
4 モグの戦争司令官
1 棘鞭使い
4 ゴブリンの女看守
4 探検家タクタク
4 宝石の手の焼却者
4 ゴブリンの首謀者
1 タクタクの潰し屋
4 包囲攻撃の司令官

4 霊気の薬瓶

4 タール火

4 魂の洞窟
4 リシャーダの都
14 山


サイドボード

4 灰燼の乗り手
3 紅蓮破
3 鍛冶の神、パーフォロス
3 紅蓮操作
1 ゴブリンの名手
1 タクタクの潰し屋



まずカナスレやBUGに強い構築をするに当たって、色タッチは論外だと考えた

そもそも色タッチはゴブリンが無理ゲーに対処するために仕方なくすることであり、SnTを切り疫病に対してパーフォロスという回答を得たゴブリンが現状色をタッチする必要があるとは思えなかった

むしろ色をタッチすることによりフェッチ、デュアルランドを多用することはもみ消しや不毛に自ら突っ込んでいくようなもので、そんな土地事故のギャンブルをしたくなかったので単色で構築しようと思った


次に生物枠を考えた


ゴブリンの既成概念をぶち壊すために3マナ域のロード枠に切り込んだ


3マナの速攻付与はゴブリンにとって当然のように採用されている枠で、誰しもがいまさら疑問を挟む余地が無かった枠でもあるが、はたして本当に必要なのかを考えた


考えるに当たって前提条件として、まずゴブリンはレガシーにおいて決して早いデッキではない

従僕からのマナコスト踏み倒しがあるので多くのプレイヤーはゴブリンを早いデッキだと連想するかもしれないが実際には従僕の攻撃が通るパターン以外でゴブリンが最序盤にマウントを取る方法は無い

基本的には序盤のゴブリンは土地を並べ、生物を並べ、後半の布石を整えることしかしない。防戦一方だ


ゴブリンが爆発的な展開を見せるのは4マナに到達し、首謀者からのアドバンテージループを形成してからだろう


何はともあれゴブリンは何が何でもこの4マナまでは生き延びなくてはならない


となれば相手のクロックと除去両方に対し完全に無防備な戦長や酋長といったカードはほんとうにゴブリンの求める3マナ域なのかという疑問が沸いた


むしろ欲しいのは相手の除去に対して耐性があり、タルモゴイフや殴打頭蓋に対して対抗できる探検家タクタクではないだろうか



仮に初動3tのハンドをキープした時のことを考えて欲しい

除去、クロック、全てに対して弱い戦長や酋長より、ハンドに欲しいのは間違いなく探検家タクタクの方だ


何が言いたいかというと、ゴブリンは4ターン目まではディフェンシブに動くべきなのだ。それがゴブリンにとって最善のゲームプランであり、4ターン目以降の爆発的アドバンテージを生かせる唯一の道だ


ここからは各カードの採用理由


・モグの戦争司令官

序盤をディフェンシブに動くというゲームプランに最も合致するゴブリン
焼却者との相性も良く、タルモに強いので4枚
またサイド後の疫病に弱いという弱点もパーフォロスにより補完されている



・探検家タクタク

散々書いたが、後手に強く場持ちがよい上に疫病に強い
ゴブリンの攻撃的な部分は4マナ以降のフィニッシャーに任せればよい。3マナまではあくまでライフを守り盤面をなるべく均衡に保ちたい



・タール火

カードパワーが低いがデルバーと死儀礼と石鍛冶に対して素早く対処するにはベストなカード
複数枚引いたときのデメリットより初手に欲しいメリットが勝る


・包囲攻撃の司令官

クレンコと枠の取り合いのカードだったが、3マナロード不採用のこのリストだと1択だ
盤面の制圧力に優れ、フィニッシャーとしても申し分ない
パーフォロスとも相性が良い
単色かつ基本地形多目の構成なのでマナフラッドの受けとして4枚採用した





こういう形もあるという可能性の1つとして構築の一助になれば幸いだ

コメント

sebata
2013年11月7日8:52

おちんぽ

silvergill
2013年11月7日9:45

わかる

昆布
2013年11月7日13:40

舐める?

ゴブキチ
2013年11月7日16:39

本当に最近は序盤に攻められないね。群衆追いなんてクビになって久しい・・・。
それと、リシャポが港じゃなくて都になってますよ。

silvergill
2013年11月7日17:27

昆布さん>ぜひ!!!!


熊人間さん>いろんなリスト見てると序盤攻めたいのか守りたいのかちぐはぐな構成が多かったので今回のリストは守りに特化させて見ました
裏切り者の都は確かに言われてみるとワンチャンアリですね。試してみます

ゴブキチ
2013年11月7日23:28

その思い切りの良さは尊敬しちゃうなぁ。

俺も最近は序盤を耐えるような構成にしてるけども、ロードを抜く事は考えなかった。酋長は序盤の戦争司令官と相性が良いし、後半に勝負を決める時に欲しいんだよね。
ただ、戦長は抜いても良いかなと確かに感じる。

silvergill
2013年11月8日9:30

酋長と戦長は先手ならまだ許せるんですが後手の時の弱さが尋常じゃないですね

不毛されつつタルモで殴られてる時に引きたいカードじゃないです

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